野良ジニアのスクラップブック

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【おすすめマンガ】それでも町は廻っている

こんにちわ、野良ジニアです。

なんやかんやでブログ放置気味ですが、フェードアウトするつもりもないです。気が向いた時にまったりと更新するスタイルでいってみようと思います。

今日は先日最終巻を読んだ「それでも町は廻っている」(通称 それ町)について、簡単にオススメしたいと思います。

それでも町は廻っているの概要

ジャンルとしてはいわゆる日常系マンガですね。ただし、単なる日常が描かれるのではなく、SFやミステリー、心霊現象などなどが絡み合った非日常的な日常系マンガという感じでしょうか。全16巻で完結済です。

Wikipedia のリンクも貼っておきます。

それでも町は廻っている - Wikipedia

主な登場人物

嵐山 歩鳥(あらしやま ほとり:主人公)

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探偵に憧れる女子高校生、ミステリー小説好き。探偵脳という病気を抱えているため、何かにつけて推理しようとする。ゲームのマップや、直前に聞いた曲がどのCDの何曲目かなどは覚えられるのに、じゃがいもと人参だけのお使いを間違える謎の記憶力の持ち主。

最初はこじつけで間違いだらけだった推理も、成長するにつれて論理的な物の見方ができるようになり、かなりの推理力を発揮するようになる。

商店街にあるメイドカフェ シーサイドでアルバイトをしている。

辰野 俊子(たつの としこ)

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歩鳥の同級生でありバイト仲間、通称タッツン。歩鳥の幼馴染であり同級生の真田のことが好き。美人で巨乳。

高校入学当初、歩鳥と知り合ったばかりの頃は常識人というポジションだったが、歩鳥やシーサイドの面々と過ごす内にキャラが崩壊していく。

元卓球部で隠れオタク

紺 双葉(こん ふたば)

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歩鳥やタッツンの1学年上の先輩。美人で貧乳。卓球部に所属しており、中学時代のタッツンの先輩。

両親が仕事で海外赴任していて、猫のコバンとともに一人暮らししている。

中学時代のトラブルや、両親不在による影響で心を閉ざしていたが、歩鳥らと過ごす内に成長して心を開いていく。

基本的に言葉足らずで、色々と誤解されがち。

真田 広章(さなだ ひろあき)

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歩鳥の幼馴染で、タッツンらと同級生。歩鳥のことが気になっており、ちょくちょく行動をともにするが、歩鳥のとんでも行動に振り回されっぱなし。

クラスでもイケメンに分類されているが、歩鳥のことしか見えていないため、タッツンの好意にも気付かない。

磯端 ウキ(いそはた うき)

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メイドカフェ シーサイドの店長。通称 ばあちゃん。

もともと普通の喫茶店だったシーサイドを、「メイドカフェってのが流行ってるらしい」というだけで、ノリでメイドカフェに変更。かなりの高齢であるにもかかわらず、メイド服に身を包み接客をしている。

歩鳥のことは子供のことから知っており、家族のような関係。

亀井堂 静(かめいどう しずか)

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商店街の古道具屋 亀井堂の店主。

ミステリー小説好きで、歩鳥のミステリー好きの原因。見るからに胡散臭い商品を歩鳥に売ったりしている。

その他

その他にも、商店街の八百屋や魚屋、クリーニング屋だったり、歩鳥たちの同級生や先生、歩鳥の弟妹などが登場する。

みどころ

基本的に1話完結スタイル

例外はあるけど、基本的に1話で完結するスタイルを取っているため、前までの話を忘れてても大丈夫!

1話完結と言いつつ…

それ町の面白いところは、マンガの話数と時間進行が一致していないところ、通称 時系列シャッフル。歩鳥の高校三年間のある瞬間を切り取っているため、高2の夏の話の後に、高1の春の話が来てたりします。なので、仲良くなって「タッツン」呼びをしている話の後に、「辰野さん」と呼ぶような話が来ていたり。

あるテーマに関する話の続きが数巻またいで出てきたりもします。「あー、そういやあったなそんな話」という感じで読んでも良いし、単行本をじっくり確認して読んでも大丈夫です!

時系列シャッフルと伏線回収

それ町読んで「このマンガすげーな」って思ったのは、時系列シャッフルとかしているのに大きな矛盾がないところ。全16巻なのですが、時系列シャッフルをしているせいで、前半の2~3巻にも、後半の15~16巻にも高1だったり高3だったりの話が出てきます。

で、時系列シャッフルをしているんだけど、時間経過はものすごく意識していて、登場人物の関係性の変化や、心境の変化、果ては着ている服までもしっかりと考慮されているんです。

なんとなーく話を読んでも面白いのですが、服や室内に置いてあるもの、登場人物の髪型や背丈、言葉づかいなどから、「あ、これは高1の夏だな」とか「これはこの巻のこの話の続きなんだな」とかがちゃんと分かるように作られてます。

また、9巻でとある事件の犯人が逮捕されるのですが、その人物の手配写真がもっと前のお話の交番に貼り出されてたり、街なかを歩いてたりと…リアルな世界を意識されています。

あまり深く考えずに読んだ後に、公式ガイドブックを読むと「ファッ!?」となることが多数出て、噛めば噛むほど味の出るスルメのようなマンガです。公式ガイドブックには各話の解説であったり、スケジュール(どの話がいつ頃か)が載っているので、解説を読みつつ時系列順に読み直したりしても楽しいかと思います。

まとめ

  • おれの
  • 解説が
  • へたくそ

なんか魅力を全然伝えきれてない感しかないですが、本当に面白いので是非是非読んでみてください!(色んなネタバレなしで伝えるのは難しい。)